カジノ・エストリル / ポルトガル
ガイド ─ DESCRIPTION
ポルトガル・リビエラと呼ばれるエストリルの街で、海沿いの公園の奥にどっしりと構えるのが「カジノ・エストリル(Casino Estoril)」です。首都リスボンから電車で約30分、1931年開業の長い歴史を持つヨーロッパ最大級のカジノとして知られています。第二次世界大戦中には中立国ポルトガルに各国の外交官や亡命貴族、諜報員が集まり、このカジノも「スパイの社交場」として語られてきました。ジェームズ・ボンドの作者イアン・フレミングが訪れ、『カジノ・ロワイヤル』の着想源のひとつになったと言われる場所でもあります。
エントランスから続くホールはモダンな建築デザインでまとめられ、広々としたロビーからゲームフロアへとつながっていきます。カジノフロアには1,100台前後のスロットマシンが並び、ビデオスロットやジャックポット機など多彩なタイトルが揃っています。テーブルゲームは30〜40卓規模で、ルーレット、ブラックジャック、バカラに加えて、ポルトガル独自のダイスゲーム「Banca Francesa(バンカ・フランセーザ)」が名物です。3つのサイコロを使うこのゲームは、エストリルならではのローカルゲームとして体験する価値があります。
営業時間は原則として毎日15時から翌3時までで、スロット/テーブルとも同時間帯に営業するスタイルが基本です。入場は18歳以上に限られ、入場料は無料ですが、身分証明書の提示が必要です。ドレスコードは「スマートカジュアル」が目安とされており、ショートパンツやスポーツウェア、サンダルなどラフすぎる服装は避けた方が安心です。観光で立ち寄る場合も、落ち着いた服装を意識しておけば、スムーズにフロアを楽しめます。
カジノ・エストリルはホテルを併設していませんが、周辺にはパラシオ・エストリル・ホテルをはじめとする宿泊施設が徒歩圏に集まっており、「遊ぶ場所」と「泊まる場所」が街全体に分かれているのが特徴です。館内には数軒のレストランやバー、ビュッフェが入り、ポルトガル料理から国際色豊かなメニューまで幅広く提供しています。アートギャラリーやシアター、ショールームも併設されており、ライブミュージックやコンサート、演劇公演などが定期的に行われるなど、総合エンターテインメント施設としての性格が強いカジノです。
アクセスは、リスボン中心部のカイス・ド・ソドレ駅からカスカイス線に乗車し、エストリル駅で下車、そこから徒歩数分です。駅から海側へ歩くとビーチが広がり、その背後にカジノ・エストリルが見えてきます。日中は海辺や周辺のカフェを散策し、夕方以降にカジノでゲームやショーを楽しむという過ごし方がしやすい立地です。歴史ある建物、ヨーロッパ最大級のゲームフロア、文化イベントが一体となったカジノ・エストリルは、リスボン観光に少し足を延ばして訪れるスポットとして、カジノに詳しくない方でも十分に楽しめる場所となっています。
フォト ─ PHOTOS


基本情報 ─ INFORMATION
- リスボン中心部から約18kmに位置し、ヨーロッパ最大級とされる歴史あるランドカジノ
- 第二次世界大戦期にはスパイや亡命貴族が集った社交場として知られ、『カジノ・ロワイヤル』の着想源の一つとされる
- スロットマシンエリアと伝統的テーブルゲームフロアに加え、ショー専用ホール、シアター、アートギャラリー、バー&ラウンジを併設
- ポルトガル料理や中華料理「Estoril Mandarim」など複数のレストランを擁し、エンターテインメントとダイニングを一体で楽しめる複合施設
カジノ情報 ─ DETAILS
日本からの行き方(一例) ─ ROUTE

- 成田空港飛行機:約15時間(乗継込)
- リスボン空港(LIS)タクシー:約30分
- カジノ・エストリル