カジノ・ディ・ベネチア / イタリア
ガイド ─ DESCRIPTION
カナル・グランデの水面に白いファサードを映し出しながら佇む「カジノ・ディ・ベネチア(Casino di Venezia)」は、1638年に起源をもつ世界最古のカジノとして知られています。かつてベネチア共和国が公認した「リドット」と呼ばれる遊興空間から発展し、上流階級の社交とゲーム文化の舞台として、ヨーロッパのギャンブル史に大きな足跡を残してきました。現在の本拠は、ルネサンス期の宮殿カ・ヴェンドラミン・カレルジであり、カナル・グランデ沿いに堂々とした姿を見せています。
館内に入ると、重厚な大理石の階段と格天井、歴史画や装飾が目に入ります。もともとは貴族の邸宅として建てられた建物で、後年には作曲家リヒャルト・ワーグナーが最期を迎えた場所としても知られ、そのゆかりを伝える小さなミュージアムも設けられています。古い宮殿建築とゲームフロアが同居している点が特徴で、単なる娯楽施設というより「歴史ある建物の中で遊ぶ」という体験を提供していると言えます。
ゲームフロアには、バカラやブラックジャック、ルーレットなどのクラシックなテーブルゲームに加え、スロットマシンも多数用意されています。開場時間はおおむね午後から深夜までと長く、曜日によっては早朝近くまでプレーすることができます。ドレスコードはスマートカジュアルが基本で、ショートパンツやビーチサンダルなどカジュアルすぎる服装は避ける必要があります。入場の際にはパスポートなど身分証の提示が求められ、年齢確認が厳格に行われます。
「カジノ・ディ・ベネチア」は、カ・ヴェンドラミン・カレルジのほか、空港近くに位置する現代的な施設「カ・ノゲーラ(Ca’ Noghera)」も運営しています。こちらは1999年にオープンしたイタリア初の“アメリカンスタイル”のゲーミング施設で、多数のスロットとカジュアルな雰囲気が特徴です。歴史ある本館でクラシックな雰囲気を味わうのか、郊外のモダンな環境で気軽にゲームを楽しむのか、スタイルに合わせて選べる点もベネチアならではです。
アクセス面では、本館となるカ・ヴェンドラミン・カレルジは、カナル・グランデ沿いのヴァポレット(水上バス)「サン・マルコーラ」停留所から徒歩圏内にあり、観光の合間に立ち寄りやすい立地にあります。館内ではゲームだけでなく、レストランやバーでの食事、イベントが行われることもあり、必ずしもプレーを目的としない来館者も少なくありません。世界最古のカジノとしての歴史的背景と、現在も続くエンターテインメントの場としての役割が重なり合い、ベネチア滞在の一場面を印象深く彩るスポットとなっています。
フォト ─ PHOTOS


基本情報 ─ INFORMATION
- カナル・グランデ沿いのルネサンス宮殿「カ・ヴェンドラミン・カレルジ」に入居
- 1638年開業と伝わる世界最古級のカジノ
- 館内にレストラン「ワーグナー」やバー、イベント会場を併設
- バカラ、ブラックジャック、ルーレットなどクラシックゲーム中心の構成
カジノ情報 ─ DETAILS
日本からの行き方(一例) ─ ROUTE

- 成田空港飛行機:約12〜14時間
- ベネチア・マルコ・ポーロ空港バス:約20〜30分
- ローマ広場徒歩:約20分
- カジノ・ディ・ベネチア